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いつのお返事だよ! 誠に申し訳ございません……。
6月29日に無双の設定をみたいとおっしゃってくださった方、大変お待たせいたしました。
続きから無双のネタバレです。
もう四年も前の話なので読み返すのが恥ずかしいのなんの。でも楽しんで書いていたなあ。
この話は今後日の目を見ることはないので洗いざらいぶちまけます。先に断っておきますが、天王屋節全開の鬱ストーリーです。死にネタです。長いです。それでもよければどうぞ。
時代背景などは少し踏まえつつも、無双の世界観ですので色々めちゃくちゃです。十二国記とか雑じってる。偏った知識ばっかり。世界史や古代中国関係の資料を全部実家に置いてきたのでうろ覚えもいいところ。
考証? なにそれおいしいの?
主人公設定
無双3のエディットにムッハー! してできたので、外見はモーション:細剣、音声:活発、色:白、装束:姫将鎧。しかしそれが話の中で出てくるのはたった二回だけであった……。ほとんどは旅装束と文官衣。
年は陸遜と同じくらい。容姿は平凡。武は並、文は秀。
一章・呉編
軍を率いていた陸遜・凌統と出会う。陸遜一目ぼれ(自覚なし)。色々と怪しまれ、客人とは名ばかりの虜囚のような扱いに。学識もあり諸葛亮に繋がりがあることを利用しようと陸遜は目論む。主人公と陸遜の腹の探り合いが続く。
途中で凌統軍と甘寧軍が交代。陸遜は主人公を呉に勧誘するもお断りされる。その後も何度か陸遜は主人公を呉に引き入れようとするが、主人公は頑として首を縦にしない。
蜀との国境にほど近い小さな県城で叛乱が起きる。大将である陸遜は県城に捕えられており軍勢は身動きの取れない状況に。というのは表向きで、かねてよりの作戦通り攻略開始。もちろん火計で。主人公も参戦。
抜かりない陸遜の策によって援軍の呂蒙・凌統両軍も加わり、攻城は成功。しかし主人公は疲弊のあまりぶっ倒れる。そこへ間の悪いことに、蜀の将が呉で保護された文吏の身柄を引き受けに来たとの報せが入る。
意識の戻った主人公とちょっといい雰囲気になる陸遜。この頃にはお互いに恋情を抱いているのを自覚しながらも、主人公は蜀へ戻ることを決意。
今生の別れにならないことを祈りつつ主人公は呉を去る。
二章・回顧編
蜀からの迎えは馬超と姜維だった。
吏卒ですらない女に二将を遣されて月英と諸葛亮がかなりお怒りなことを悟る主人公。姜維とは面識があったが、初対面の馬超は主人公に対して懐疑の念を隠そうともしない。遊牧民独特の馬の扱いに馬超が気付き、こいつは何者だという話から主人公の回想へ。
生まれは西戎の子。少数異民族同士の争いで一族は滅亡、一人きり生き残って運よく漢へ逃れ、獣を獲ったり旅人を襲ったりして食いつないでいた。そんな子供がまともに生きられるわけもなく、死にかけた所を月英と両親に保護される。
読み書きを習い家族の一員として迎えられた主人公は月英の義妹となる。学問をし、武芸に励むも姉には到底敵わず。そのコンプレックスをバネに頑張ろうと奮起して天文学にのめり込む。
諸葛亮が月英を嫁にもらいにくる。なんかすごい一戦の後晴れて夫婦になった二人を祝福、姉を送り出そうとしたところ、側仕えに気心の知れた者が欲しいとの月英の一声で蜀行き決定。
ところがそれは月英の巧妙な策だったのである。主人公の天文の知識と探究心に一目置いていた月英は諸葛亮にそのことを話し、諸葛亮にも認められて、成都にて天文や暦術を学ぶ。諸葛亮の弟子になった姜維と話をしたり、諸葛亮を訪ねてきた?統に出会ったり、義兄と義姉に感謝しつつ多忙ながらも充実した日々を送っていた。
魏・呉と小競り合いはあるものの同盟を結ぶなどして表面上は平穏になった頃、主人公は旅に出て見識をさらに深め、恩のある家族と蜀のためにこの身を役立てたいと月英と諸葛亮に訴える。最初は渋る二人も主人公の熱意に押され旅を許可する。いのちをだいじにを言い含めるも絶対無理だと思う義姉夫婦。
旅の学士として邑落で読み書きや計算を教えたり、市街では様々な書物に没頭したりと大きな問題もなく魏の国内を巡って呉に入ったところで一章へ繋がる。
三章・蜀編
「諸葛亮先生の下で学びたいです(主人公に会いたい)!」という陸遜の願いが聞き入れられ、陸遜は単身蜀へ遊学。なんやかんやあって主人公は陸遜の書佐に任じられる。
マジメに勉強したりたまにふざけたり蜀の武将とあれこれしたり恋する男女の甘酸っぱい出来事があったり。平穏で賑やかに過ぎる幸福な日々。
陸遜の佐吏をする傍ら、暦官の仕事の末端に触れることを許された主人公は大秦の天文学を知り、遠く西方の国に強い興味を抱くようになる。
均衡を保っていた三国の関係は怪しいものになりつつあった。陸遜と主人公は互いの思いを理解しながらもそれぞれ国のために生きることに迷いはなく、訣別する。
四章
いよいよ戦争避けられず、となる前に主人公は月英と諸葛亮によって蜀漢より西域諸国への使いという名目で中原から遠ざけられる。
ここから分岐しますが全部バッドエンド。どうあがいても絶望。
夷陵の戦編
同行していたキャラバンから離脱して育ての両親の許へ戻った主人公は甲冑を身にまとい、父母に別れを告げて夷陵の戦場へと向かう。
炎が天を焦がす戦場で呉軍の一角を単騎で切り崩しにかかるも手負いになった主人公の前に陸遜が現れる。一騎打ちを申し入れるも敗れた、その兵の首は蜀軍へと送られた。
呉仕官編
家族も国も全てを捨てて陸遜と共にあることを選んだ主人公。
文官として陸遜の佐吏を務めるようになるも、順調に出世を重ねていく陸遜の側に自分のような女がいては障害になるだけだと公務以外での接触を絶ち、恋い慕う思いを封じ込めた。
数年後、孫家の姫が陸遜に降嫁され、それを祝してから主人公は陸遜の許を去った。
大秦編
シルクロードをキャラバンと一緒に旅して天竺(インド)に寄り道したり、貴霜(クシャーナ朝)を通過したり、波斯(ササン朝)を見学したりして大秦(ローマ帝国)に辿り着く。
ギリシア、オリエント、ヘレニズム、ローマなどの漢とは異なる歴史や文化を体感し、世界の広さを知る。
十数年が過ぎた頃、隊商の噂に故国の滅亡を知るが帰郷の途中で客死。
了!
自分で書いておきながら、なんという救いのない話……!
ちなみに本編ではキスもセックスもありません。プラトニックラブ!
6月29日に無双の設定をみたいとおっしゃってくださった方、大変お待たせいたしました。
続きから無双のネタバレです。
もう四年も前の話なので読み返すのが恥ずかしいのなんの。でも楽しんで書いていたなあ。
この話は今後日の目を見ることはないので洗いざらいぶちまけます。先に断っておきますが、天王屋節全開の鬱ストーリーです。死にネタです。長いです。それでもよければどうぞ。
時代背景などは少し踏まえつつも、無双の世界観ですので色々めちゃくちゃです。十二国記とか雑じってる。偏った知識ばっかり。世界史や古代中国関係の資料を全部実家に置いてきたのでうろ覚えもいいところ。
考証? なにそれおいしいの?
主人公設定
無双3のエディットにムッハー! してできたので、外見はモーション:細剣、音声:活発、色:白、装束:姫将鎧。しかしそれが話の中で出てくるのはたった二回だけであった……。ほとんどは旅装束と文官衣。
年は陸遜と同じくらい。容姿は平凡。武は並、文は秀。
一章・呉編
軍を率いていた陸遜・凌統と出会う。陸遜一目ぼれ(自覚なし)。色々と怪しまれ、客人とは名ばかりの虜囚のような扱いに。学識もあり諸葛亮に繋がりがあることを利用しようと陸遜は目論む。主人公と陸遜の腹の探り合いが続く。
途中で凌統軍と甘寧軍が交代。陸遜は主人公を呉に勧誘するもお断りされる。その後も何度か陸遜は主人公を呉に引き入れようとするが、主人公は頑として首を縦にしない。
蜀との国境にほど近い小さな県城で叛乱が起きる。大将である陸遜は県城に捕えられており軍勢は身動きの取れない状況に。というのは表向きで、かねてよりの作戦通り攻略開始。もちろん火計で。主人公も参戦。
抜かりない陸遜の策によって援軍の呂蒙・凌統両軍も加わり、攻城は成功。しかし主人公は疲弊のあまりぶっ倒れる。そこへ間の悪いことに、蜀の将が呉で保護された文吏の身柄を引き受けに来たとの報せが入る。
意識の戻った主人公とちょっといい雰囲気になる陸遜。この頃にはお互いに恋情を抱いているのを自覚しながらも、主人公は蜀へ戻ることを決意。
今生の別れにならないことを祈りつつ主人公は呉を去る。
二章・回顧編
蜀からの迎えは馬超と姜維だった。
吏卒ですらない女に二将を遣されて月英と諸葛亮がかなりお怒りなことを悟る主人公。姜維とは面識があったが、初対面の馬超は主人公に対して懐疑の念を隠そうともしない。遊牧民独特の馬の扱いに馬超が気付き、こいつは何者だという話から主人公の回想へ。
生まれは西戎の子。少数異民族同士の争いで一族は滅亡、一人きり生き残って運よく漢へ逃れ、獣を獲ったり旅人を襲ったりして食いつないでいた。そんな子供がまともに生きられるわけもなく、死にかけた所を月英と両親に保護される。
読み書きを習い家族の一員として迎えられた主人公は月英の義妹となる。学問をし、武芸に励むも姉には到底敵わず。そのコンプレックスをバネに頑張ろうと奮起して天文学にのめり込む。
諸葛亮が月英を嫁にもらいにくる。なんかすごい一戦の後晴れて夫婦になった二人を祝福、姉を送り出そうとしたところ、側仕えに気心の知れた者が欲しいとの月英の一声で蜀行き決定。
ところがそれは月英の巧妙な策だったのである。主人公の天文の知識と探究心に一目置いていた月英は諸葛亮にそのことを話し、諸葛亮にも認められて、成都にて天文や暦術を学ぶ。諸葛亮の弟子になった姜維と話をしたり、諸葛亮を訪ねてきた?統に出会ったり、義兄と義姉に感謝しつつ多忙ながらも充実した日々を送っていた。
魏・呉と小競り合いはあるものの同盟を結ぶなどして表面上は平穏になった頃、主人公は旅に出て見識をさらに深め、恩のある家族と蜀のためにこの身を役立てたいと月英と諸葛亮に訴える。最初は渋る二人も主人公の熱意に押され旅を許可する。いのちをだいじにを言い含めるも絶対無理だと思う義姉夫婦。
旅の学士として邑落で読み書きや計算を教えたり、市街では様々な書物に没頭したりと大きな問題もなく魏の国内を巡って呉に入ったところで一章へ繋がる。
三章・蜀編
「諸葛亮先生の下で学びたいです(主人公に会いたい)!」という陸遜の願いが聞き入れられ、陸遜は単身蜀へ遊学。なんやかんやあって主人公は陸遜の書佐に任じられる。
マジメに勉強したりたまにふざけたり蜀の武将とあれこれしたり恋する男女の甘酸っぱい出来事があったり。平穏で賑やかに過ぎる幸福な日々。
陸遜の佐吏をする傍ら、暦官の仕事の末端に触れることを許された主人公は大秦の天文学を知り、遠く西方の国に強い興味を抱くようになる。
均衡を保っていた三国の関係は怪しいものになりつつあった。陸遜と主人公は互いの思いを理解しながらもそれぞれ国のために生きることに迷いはなく、訣別する。
四章
いよいよ戦争避けられず、となる前に主人公は月英と諸葛亮によって蜀漢より西域諸国への使いという名目で中原から遠ざけられる。
ここから分岐しますが全部バッドエンド。どうあがいても絶望。
夷陵の戦編
同行していたキャラバンから離脱して育ての両親の許へ戻った主人公は甲冑を身にまとい、父母に別れを告げて夷陵の戦場へと向かう。
炎が天を焦がす戦場で呉軍の一角を単騎で切り崩しにかかるも手負いになった主人公の前に陸遜が現れる。一騎打ちを申し入れるも敗れた、その兵の首は蜀軍へと送られた。
呉仕官編
家族も国も全てを捨てて陸遜と共にあることを選んだ主人公。
文官として陸遜の佐吏を務めるようになるも、順調に出世を重ねていく陸遜の側に自分のような女がいては障害になるだけだと公務以外での接触を絶ち、恋い慕う思いを封じ込めた。
数年後、孫家の姫が陸遜に降嫁され、それを祝してから主人公は陸遜の許を去った。
大秦編
シルクロードをキャラバンと一緒に旅して天竺(インド)に寄り道したり、貴霜(クシャーナ朝)を通過したり、波斯(ササン朝)を見学したりして大秦(ローマ帝国)に辿り着く。
ギリシア、オリエント、ヘレニズム、ローマなどの漢とは異なる歴史や文化を体感し、世界の広さを知る。
十数年が過ぎた頃、隊商の噂に故国の滅亡を知るが帰郷の途中で客死。
了!
自分で書いておきながら、なんという救いのない話……!
ちなみに本編ではキスもセックスもありません。プラトニックラブ!
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