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11.24  
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舞台の事が全然思い出せません……。記憶力の低下っていうか、そもそも2そんなにやり込んでなかttゲフンゲフン!
思い出したら見所だけ箇条書きにします。
とりあえず全員めちゃくちゃゲームから出てきたんじゃないかってくらい再現度高かったです。


久しぶりに話を書いてみたら文体変わりすぎワロタ。文体診断だと鴎外先生が近いって言われたけど中学か高校かで舞姫読んだっきりです。
粗筋はだいたいできているんですが、細かなやり取りは書きながらできていく(もしくはダメになる)ので問題はここからです。
ひとまず書けたところだけ続きに入れておきます。今の状態だと主人公誰だかわからないですがわざとです。

 とある山深く、苔生した径を歩いていた。
 最後に人とすれ違ったのはこの山に入る前、もう四刻以上人の気配さえ感じていない。代わりに獣は厭きるほど見るが。
 ざくざくと無心で歩く。
 先より遠鳴りがしている。この様子では半時もしないうちに降りだすだろう。そうなってしまえばどこかで雨をしのがねばならず、帰着が遅れてしまう。
 チ、と舌打ちをしたのが先か、ぽつりと頬に雨粒が当たったのが先か。慌てて天を仰いでも目に入るのは痛いほどの蒼ばかり。まだ猶予はあろう、と進めるだけ進むことにした。
 しかし、黒雲を従えた雷神に徒歩の人間が敵う筈がない。疾風迅雷のさまである。
 暖かくなったとはいえ山中で体を冷やすのは愚行だ。何もなければ木の根元に縮こまって已むのを待つことになるが、できれば洞穴か、屋根の下で体力を温存したまま宿りたい。
 もはや跳ぶような勢いで苔と落ち葉に覆われたきつい坂を登っていた。
 遥か前方にちらりと赤いものが見えた。目を凝らしてみれば、柱のようである。ならば家屋の残骸でもあるだろう。縋る心で一歩踏み出し、苔に滑った。

 柱かと思われたものは、丹の剥げ落ちた鳥居であった。人がひとり通れるかといった小ささ。そこから元は石畳だとかろうじて判る参道があり、神域には下草が生え放題、板葺の粗末な社がぽつねんと存在していた。
 すでに雨は桶を返したように降っている。頭を濡らし顔に垂れてくる滴のなんと気持ちの悪いこと。甲や衣を湿らせては体が冷えるのも時間の問題となろう。溜息を吐いて鳥居をくぐる。
 リン、と微かな耳鳴りがした。辺りを窺うが何の気配もない。
 社の屋根が落ちていないのは不幸中の幸いというべきか。細い軒下に滑り込んだ。
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