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11.24  
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DMM鯖がメンテに入ってしまって秋刀魚も毛利も梶井も明石城も入手できなくなってしまったので、いつ書いたのか分からないFGOの小話の導入部分を本当に短いですが続きに上げときます。終章より前なのは確実。
型月は知識がないまま書くとボッコボコにされるので個人サイトでこっそり上げるに限りますね。

話の書き方を忘れてしまってて、過去の話読み返そうと思ったけど痒くなってダメでした。若さってコワイ。
夜中になるとなんか書けそうな気がするけど多分これは気のせいです。



 さくさくと草を踏む音が近づいてくる。この軽さ、気配の消せなさはきっと彼女だろう。それが近付くと同時に、遠く小さくあった別の気配が遠ざかっていく。
 ――あーあ、獲物が逃げちまったじゃねぇですか。
 溜息をついて伏せていた体を起こす。右腕のクロスボウを霊体化させ、土を払いながらフードを取る。マントをばさりと翻して彼女の方に声を上げた。
「おーいマスター! こっちですよ」
「こっちと言われても……」
 道といえる道のない山中、サーヴァントの気を辿ってここまでこれただけでも良く出来た方だ。きょろきょろしているのだろう、揺れる赤髪を木々の向こうに見ながら一歩踏み出した。
「そこ、動かなくていいぜ。今行く」
「ありがとう、ロビンフッド」
 ロビンフッド。てらいもなく真名を呼ぶ彼女に顔を顰める。その名は自分のものではあるが事情がある、アーチャーと呼んでくれ、と幾度言っただろうか。しかし、彼女にはどうにもわかってもらえないようだった。アーチャーは何人もいるから、と言うのが彼女の弁。なんならミドチャでも、と言いさし、それ以上はいけないと誰かに言われた気がして口をつぐんでしまった。そして今に至る。
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